得体の知れないショック

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#tokojaws

確か数ヶ月までTwitterかなんかで

「何か生み出してる?」って話題があって

それは例えばAmazonで買った服のコメント

でもイイし、映画の批評でもイイし

特段、自分で素材集めて椅子作ったり

何かビジネスアイディアをだしてアウトプットしたり

なんて大それたことじゃなくてイイからって。

何かを自分から生み出すこと自体が

とても人生によろしいと

書いてあって、あぁそれはそうだなって

思ってこのブログを書いている。

忘れちゃったけど前の記事ももしかしたら

そう思って書いたのかもしれないけど

忘れてしまった。そういう訳でとてもつまらないと思うけど

ただ自分が地元に帰って思ったことを生み出したい。


これ上の写真はこの夏のお盆に

実家に帰ったとき友達たちとギャンブル大会して

ボロボロに負けた後、またちゃう友達が

花火やってるってんでそんじゃ俺も行くわと、そういう写真ね。


まあ何気なく喋るわけ、会うのも高校卒業以来とか

そんなレベルだったけどほんの数秒で

あの頃にタイムスリップしたような錯覚さえ感じるくらいに

自然でトゲトゲしてない素敵な時間が流れてった。


僕以外はみんな地元に残って公務員やったり

運送やったり整体師やったりしてる。

「目標は?独立すんの?」とかそんなこと

何にも訊かなかった。

女がどうだとか、あいつちゃんと社会人やってんの?とか

ほんと緩ーい話をコップ一杯に飲んだ。

その時はあと何杯でもいけるなって思ってた。


僕は今東京に働きにでてて地元に帰ると「地元帰ってけえへんの?」と

よく訊かけれるけど「ずっと東京、地元では商売でけへん」と答える。

「あぁそうなんや」と話は終わる。


別に東京に来て自分が変わった訳ではないけど

あのアイドル枕営業で抱いたとか

シャツを第3ボタンまで開けたおっさんが

ブラックな商売自分がやってるって吹聴してるとことか

仕事で力不足って文字で後頭部殴られたりとか

ドロドロした水飲んでるとたまに心底実家の裏の田んぼを

ゆっくりゆっくり散歩してついでに

友達に電話かけてコンビニの前で酒盛りしてくなる。

20歳まで確かにそうしてた。女に振られたら

夜中でも暇な奴に電話かけてドライブしてラーメン食ってたり。



で題名にもしたけど

僕がショックだったのはその「緩い時間」がまだ地元にはあったこと。

緩い時間が僕のルーツであり宝なのに

今、僕はソレを毒だと思っている、決して馬鹿にはしていない。

僕が東京にでて、なに世間を知った気でおんの?とか言われても

そういう話じゃなくてさ、あの時間は麻薬って思った。


僕は今年で26歳になる。

仕事も自分でも不思議なくらい順調であと2、3年したら

今の仕事で独立開業しようと思ってる。

それは必死で生き抜く為、ココで。

ドギマギする様な場面や明日死ぬ?みたいな

そういう鉄火みたい人生を生きたいと思ってるのに

あの緩い時間を2ヶ月も過ごせばもう東京には戻ってこれない。

僕にとっては毒だ、大好きな時間なのに。

もうあの緩い時間を心から楽しむことができないと今回わかって

心の底からショックを受けた。

本当に馬鹿にしたり卑下したりしているつもりはないけど

実家もらって地元のデカめの工場で働いてたら

こんなに必死にならんでも生活できるなぁって思った。

僕もこんな事思ってるのは自分で若いなって思うよ。

けど、そう思った。だから生み出した。

明日になったらまた自分の意見が

変わってるかもしれない、ましてや一年後なんか

180度反転して地元で暮らしてるかもしれない。

そんな事も人間だから余裕であると思うけど

そういう事を思ったから生み出してみた。

そういうお話でした。